『otonaMUSE』の新しいスローガンのひとつが「40歳からは同い年」。
ミューズ世代には既婚/独身、子どものあり/なし等、いろんなロールモデルがいて、年齢などの属性で区切らないため「エイジレスでみんなが仲間」という意識の読者が多いのが特徴です。
一方で「仲間内で、自分だけおばさんになったりしない!」という強い覚悟があるために美容意識が高く、エイジングケアにも高いモチベーションをあわせ持っています。
今回はミューズモデルの岩堀せりさんと佐田真由美さん、作家のLiLyさんによる鼎談(2022年10月号より抜粋)をご紹介。
40代を経て50代に向かう今感じているエイジレスな価値観についてたっぷり語ってもらいました。
これからは「私たちは仲間」というシスターフッドの時代

LiLy(以下L) 10代だった頃のことは大昔に思えるけれど、一方ではあっという間に40代に入ってしまった感じもして。
それでも、お二人(佐田真由美さんと岩堀せりさん)の変わらぬ友情に、私(たち)は尊さを見るんです。
時代が変わっても、お二人は今もとても素敵で超仲良し。
当時のギャルカルチャーは一つの革命だったと私は思っていて。
大人にも男にも媚びない! 自分の好きなカッコをするしいいたいこともいう! もちろん社会はアンチギャルだったけど、女の子なんだからおとなしく、という刷り込みは女の子本人の内側にもあって。
それがギャルの出現で、大きく変わったと思うの。
佐田真由美(以下M) 確かに。(女子だからって男子の)一歩後ろじゃなくっていい、というのはそこから始まっていたのかもね。
L 女の敵は女っていわれていた時代から、男に媚びないギャルの出現を挟んで、私たちは仲間だよっていうシスターフッドの時代に今また入ってきたなぁって思って時代を見ています。
昔はみんな一緒におばさんになったけど、今は誰も降りない
岩堀せり(以下S) 歳、とりたくないなぁ!
L きっと、それ、みんなの本音(笑)。
だけど、嫌だっていいづらいってエッセイ本の中にも書いたんです。年齢を重ねるのを楽しみにしている人=年齢に縛られない人=魅力的というプレッシャーが年々ヤバイ……。
M 本当によく“ 年齢はただの数字”っていうけれど、私はそうは思えない。思える人って逆にいるの?
――ここで、本誌編集長渡辺佳代子(以下K)が思わず発言。
K それ、今日一番いってほしかったことかもしれないです。だって、雑誌ってその犯人みたいなものじゃないですか。
もちろんミューズも含めて。でも、歳とるの、嫌ですよね(キッパリ!)。
――全員拍手(笑)
L 大人ってこんなにも素敵なんだって希望をくれるのが雑誌であることも確かなんです。
ただ、年齢を重ねるのは素晴らしい! というスローガン一色に染まり始めると、今度は妙齢の女性の本音がまた置いていかれ始める(笑)。
M プチ更年期も始まってるからなぁ。
数年前からずっとザワザワしていて、ああ、これはもうそうだなって。
L 作家の林真理子さんが、昔はみんないっせーのせ! で女から降りてみんなで一緒におばさんになったからある意味ラクだった、今は誰も降りないから大変な時代だ、と書かれていて。
若返りは無謀でも、“おばさん”になら、放っておいたらたったの1週間で私は完璧になれる自信がある……。
M 今の仕事をしていなかったら、既になっていた自信しかない……。
でも、それに甘えることも驕ることもなく、家族や仕事を与えてくださる方たちに、いい感じで年齢を重ねてるなって結果的に思ってもらえたら理想だなぁ。
対象年齢を上げ下げせず“40歳からはみんなタメ”をスローガンに

K とはいえ、綺麗だけど整形バキバキな人にみんななりたいわけではないと思うので、ちょうどいい塩梅をミューズで提案していけたらなと思ってます。
今いないのであれば、お手本にならなきゃいけない人たちなのです。
“37歳、輝く季節が始まる!”ってミューズを始めたけど、気づいたらすぐに50歳なわけじゃないですか。
ここから先、どうしていく?って考えたときに、対象年齢を上げたり下げたりするのではなく“40歳以上はみんなタメ! ”ってスローガンにしようかなって。
L 最高です! 年上も年下と同じ括りに入れるのは嬉しいし、年下も年上の仲間に入れてもらえて嬉しいし、誰にとっても嬉しい話。
うちらは全員仲間だよって考え方って、超シスターフッドだしエイジレスだし最先端の考え方ですよ!
M しかもそれ、女子特有(のメリット)でもありますよね。男子はもっと上下関係に厳しいところがあるから。
S 女同士で話しているとき、年齢なんか気にしないよね。
L 先輩へのリスペクトはもちろんあるけど、対等に話せるってお互いの垣根を外し合うことでもあるんですよね。
ここからは“全員タメ現象”によって、上とも下とも、もっと仲良くなれる期待がある!
K ミューズは既婚/独身、子どものあり/なし等でくくらない雑誌で。いろんなロールモデルがいる、属性がバラバラな雑誌なんですよね。
M そして、みんなおもろい。ちょっとおかしい感じ(笑)。
L ここから、時代ももっとそういう風に変わるといいなぁ。
多様性を認めて、フェアに、ボーダーレスに、それぞれが自由に! やっぱりこの世代は最高!
(以上、2022年10月号連載「ここからは、オトナのはなし 番外編」より抜粋)
エイジングケアなど美容意識が高いミューズ読者たち
『otonaMUSE』をはじめとして、多くの媒体が「年齢を重ねることが楽しみ」という価値観を定着させてきました。
その一方でミューズ世代の本音は「歳をとるのは嫌」で「周りから素敵だと思われたい」。
40歳からは歳を気にせず「同じ感覚で仲良くしていこうね!」と言いながら、見た目年齢をキープするための努力は惜しまないのです。
「40歳からは同い年」の精神で仲間内から自分だけステージを降りてしまうことへの抵抗感から、
美容医療など美しさをキープできるエイジングケアにも強い関心を示していますし、流行りのコスメや時流に乗ったメイクにも興味津々。
2022年12月号(10月28日発売)では、人気ヘアメイクの小田切ヒロさん提案の「ミューズの冬はY2Kで洒落顔」と題した美容特集を実施し、
おばさんにならないラメの使い方(“滝シルバー”)や、ミューズ世代に向けたピンクのワントーンメイクのHow toもレクチャーしています。
また、美容クリニック院長・足立真由美先生による連載「オトナの美容医療」も毎号好評を博していて、この度弊社より書籍化が決定!
同号の誌面には、ミューズ世代がやりたい美容医療ランキングも掲載されています(1位はハイフ、2位はボトックス、3位はシミ取り)。
美容意識が高く、自分の好きなものには自己投資をいとわないミューズ読者たち。
「40歳からは同い年」のスローガンに共感していただいた美容クライアント様からも、お問い合せをいただく機会が増えています。
ぜひ『otonaMUSE』のエイジレスな価値観を活かしながら、御社商品のPRにお役立てください。
(問)宝島社 tjad@takarajimasha.co.jp