編集長インタビュー『MonoMax』 奥家慎二 

出版不況といわれてから数年が経ち、紙媒体からWEBへの移行が加速している中でも売上を伸ばし続けているMonoMax。2007年の創刊からわずか4年でモノ誌ジャンルにおいて実売第1位を獲得し、2015年に公式ウェブメディア「MonoMax Web」を本格的にスタート。外部配信メディアと連携してデジタル拡散も行うなど、コンテンツ強化に力を入れています。

 
今回はそんなMonoMax編集長 奥家慎二のご紹介です!

MonoMax編集長 奥家慎二

 

 
とにかく雑誌が好きという思いから2010年に宝島社へ入社。以来『MonoMax』編集部に所属し、2020年9月より編集長に就任。得意とするジャンルは、自身の趣味でもあるアウトドアやバイク関連と、ウエア、腕時計などのジャンルというオールラウンダー。

 ーなぜ、編集者に?

「自分自身が雑誌からいろんな影響を受けたことが大きく、いつかは作り手側として読んでくれる人たちに大きな影響を与えたい……という大それた考えから編集者を目指しました。MonoMax編集部に配属されてからは、とにかく“価格以上の価値あるモノ”の魅力をどう引き出すかを考えてきました。MonoMaxは編集部員だけでなく、カメラマンやスタイリスト、ライターといったスタッフもやはりモノに対してこだわりがあり、知識も豊富。どうすれば読者が求める情報を的確に伝えられるかをそれぞれが考えながらページを作り上げていくので、毎回想像以上の仕上がりになるんです」

 

ー忘れられない撮影、ありますか?

アウトドアやバイク、車の企画を担当すると必然的に野外の撮影が多くなりがち。野外撮影はどうしても天候に左右されてしまうものですが、締め切りを考えると雨天決行ということもしばしば。

 

「台風に近い大雨の中で行った車両&アウトドア撮影は忘れられません。掲載された写真からはわからないと思うのですが、雨風に11時間さらされ続けるというとても過酷なロケでした」

 

大雨の中で行ったというアウトドア撮影

 

「モノ・トレンド情報誌」ジャンルにおいて5年連続で販売部数1位のMonoMax。2015年から本格始動したウェブメディア「MonoMax Web」やLINEアカウントメディアなどデジタル展開にも注力しています。紙媒体とデジタルコンテンツの両方からアプローチすることで想定していない層を引き寄せることも多いのだとか。

 

読者の買い物を後押しするような、モノを具体的に紹介する誌面が支持を得ていますが、日々読者がどんな情報を求めているのか、どのような企画に飛びつくのか、丁寧にデータを読み解きながらの情報収集は欠かせません。

 

ー雑誌のネタ集めで意識していることは?

「MonoMaxの一番の売りは“価格以上の価値があるモノしか掲載していないこと”だと思うので、各種SNSやデータサイトを中心に、売れているモノの調査は日課になっています。どこに面白いネタが転がっているかわからないので、一見関係なさそうなジャンルの雑誌やウェブメディアもチェックするようにしています」

 雑誌とWEB両方の編集長を務め、自らも編集ページを担当しながら忙しく過ごす編集長奥家。プライベートではイクメンとしても有名で、どんなに忙しくても子どもと向き合う時間は必ず確保するのだそう。

 

ー休日は?

「平日はどうしても不規則な勤務時間になりがちなので、毎朝5時半から6時までは近所を散歩しながら息子の話を聞くようにしています。30分という短い時間ですが、毎日話すということを大切にしています。休日の楽しみはもちろん子どもと思いっきり遊ぶこと。最近は料理にもハマっていて、お気に入りの調理器具で男飯を楽しんでいます」

 

お子さんと昆虫採集

最近ハマっているという料理(料理?笑)

編集長に就任してからの1年は、怒濤の日々だったという編集長奥家が考える今後の展望とは。


「これまでの人生の中で、ひとつの物事に対してこんなに真剣になったのは初めてのことで、悔しさも喜びも大きなものがありました。この1年で感じたことを踏まえながら、読者やクライアント、スタッフ、編集部員の全員 が“MonoMaxに関わってよかった”と思えるようなスキームを作っていきます!」

奥家による真面目なリサーチと、編集部との熱血制作と、お子さんとの時間で生まれる発想力で、新しい企画や面白い付録も増えています。最近は奥家の大好きなタイヤ付き付録も連続ヒット!

確実に奥家率いる新しいMonoMax、力強くスタートしています。今後もどうぞご期待ください! 

(問)宝島社 tjad@takarajimasha.co.jp